特別企画 講演4

AIホスピタルプロジェクトの現在

演者:
梅澤 明弘
(国立成育医療研究センター)

[抄録]
近年、人工知能(artificial intelligence;AI)が搭載された医療・診断支援のためのプログラムの開発が世界中で行われている。一方で、成人では使えたAI診断支援技術等がそのまま小児あるいは妊婦にも適用できるわけではなく、子どもや妊婦に対応できる小児・周産期医療の現場に合ったAI技術の開発が必要である。成育医療研究センターは受精・妊娠に始まり、胎児期、新生児期、乳児期、学童期、思春期を経て次世代を育成する成人期へと至るライフサイクルに生じる疾患(成育疾患)に関する医療(成育医療)と研究を推進している。2018-2022年度には、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一つである「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム研究事業」に参画し、小児・周産期医療の観点から、医療現場におけるAI技術の必要性と課題を踏まえ、医療AI技術の実証研究を進めてきた。本講演では、成育医療研究センターにおけるAIホスピタルプロジェクトの取り組みを紹介し、AIホスピタルプロジェクトの現在と今後について概説する。

[略歴]

学歴

1985年
慶應義塾大学医学部卒業
1985年
慶應義塾大学大学院医学研究科(病理学専攻)入学
1989年
医学研究科課程修了(単位取得)

職歴

1989年
慶應義塾大学医学部助手(医学部病理学)
1991年
米国カルフォルニア大学サンディエゴ校内科学教室研究員
1992年
米国ラ・ホヤ癌研究所・研究員
1994年
慶應義塾大学医学部助手(病理学)
1995年
慶應義塾大学医学部専任講師(病理学)
1999年
慶應義塾大学医学部助教授(病理学)
2002年
国立成育医療センター研究所部長(生殖医療研究部)
2010年
国立成育医療研究センター部長(生殖・細胞医療研究部)
2011年~2023年
国立成育医療研究センター 再生医療センター長
2011年
独立行政法人国立成育医療研究センター 副研究所長
2015年
国立研究開発法人国立成育医療研究センター 副研究所長
2021年
国立成育医療研究センター 研究所長
現在に至る

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